みこりねっと

クラリネットや 日々のことや

vol.17 シャリュモー

久しぶりの投稿です💦

気がつけば2021年も半分過ぎてた…

 半年間何かあったわけではなく元気にしておりました😃

 

最近、私、シャリュモー音域(低音域)の音がもひとつ不安定だなーと感じて、息の方向を見直していたのですが、そういえばクラリネットの前身の楽器シャリュモーの音を聞いたことがない…クラリネットの音に近いんだろうけど、どれだけ近いのか、近くて遠い音なのか…❔

 

あれ?今日びYou Tubeで聞けるんちゃう?

と「シャリュモー」で検索したら簡単にヒット✨

シャリュモーはソプラノ、アルト、テノール、バスの4種類あるみたい。

知らんかった💦

 

「シャリュモーの音なんてとっくの昔に聞いたよー」なんて思う方もいるかと思いますが、私にとっては「ついにシャリュモーの音がベールを脱いだ!」という感動があったのでアップしちゃいます。

 

●こちらの方はソプラノで演奏されています。


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え?クラリネットの音やん!

そうか、シングルリードで閉管楽器だったらこんな音になるのねー。

でもクラリネットより素朴でちょっとリコーダーっぽい?

なんだかカワイイ♪

使ってる木も違うものねーきっとツゲかな。

 

●アルト、テノール、バスのトリオでの演奏。

2:55から演奏が始まります。


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おぉ、なかなか良い感じ😆

クラリネットアンサンブルのようだけど違う。

心地よい響き🍀

 

ここでクラリネットをある程度吹かれている方ならみんな知っているかもしれないけど、さらっとクラリネットが誕生した経緯を書いてみます。

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クラリネットはまだバッハが15歳だった1700年頃にフランスのシャリュモーという楽器をドイツの楽器製作者デンナーさんが改造して出来たものです。シャリュモーは音域は広くありませんでした。そこでデンナーさんが穴を開けたり金属のキィをつけたりしてシャリュモーより高い音域が出るような楽器に改造したのです。

その楽器の高い音域は明るくて「トランペットみたいー✨」と当時の人々は思ったのでしょうか、その高音の出るトランペットの名前「クラリオン Clarion 」から「小さなクラリオン Clarinet (クラリネット) 」と名付けられ、クラリネットが誕生したのです。

その後、モーツァルトなどの作品に1780年以降多く使われるようになりました。

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クラリネットの音域は簡単に言うと、


低音域→別名シャリュモー音域。その名の通りシャリュモーのような温かい音色。
中音域→クラリオン音域。明るくて優しい、艶のある音色。

●高音域→アルティシモ音域。さらに明るく少し鋭い音色。

 

この音域、音色からクラリネットの発展の歴史を感じることができますね✨
シャリュモーの音を実際に聞いてからクラリネット吹くとなんとも感慨深いです💚

 

さらに歴史を感じたい方はこちらをどうぞ。

1:52からシャリュモー(ソプラノ)、2:58からおそらく1700年代のクラリネットの音が聞けます。


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 では👋